喫煙ブースが臭う原因

たばこの臭いの元となる煙は、ガス状物質(粒子径0.05μm以下) 96.7%と粒子状物質(粒子径0.05μm以上) 3.3%から構成されています。
この臭いの元は喫煙ブース内床面の隅々に溜まり、喫煙ブース内の臭いを取るためにはガス状物質も粒子物質お除去する必要があります。

空気清浄機は、民生用、業務用問わず、多くのタイプが出回っています。しかし、
空気清浄機ではタバコのガス状成分が除去できないことは国も認めており、
「喫煙ブース内の空気清浄機の設置のみで受動喫煙防止対策を実施することは避けることが望ましい。」とされています。(以下参照)

厚労省HP：職場における受動喫煙防止対策について

～喫煙室の技術的留意事項に関する厚労省通達 : 2015年5月15日～
空気清浄機は、たばこ煙の粒子成分をよく除去するが、ガス状成分は除去できない。
このため、屋外排気装置を設置せず、空気清浄機の設置のみで受動喫煙防止対策を実施することは避けることが望ましい。

～港区の「みなとたばこ対策 優良施設ガイドライン」: 2015年9月～
「空気清浄機では分煙できません！ 空気清浄機では有害成分の多くを占めるガス状の有害物質を取り除くことが出来ないことが明らかになっています。屋外への排気装置が必要です。」

たばこを吸わない人が増えた今、喫煙ブース・喫煙コーナーでの臭いに敏感な人が増えています。
吸う人は気にならないけれど、吸わない人は気になる。それがたばこの臭いです。
来客があった際、喫煙ブースや喫煙室で付いたたばこの臭いや、喫煙ブース外の臭い漏れはクリーンなオフィスイメージがダウンします。環境を見直してみませんか？

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